学年別のスマホの利用用途や所持理由について

引用元:「NTTドコモ モバイル社会研究所」
小学校低学年
上記の図はNTTドコモ モバイル社会研究所さんが小中学生に「スマホを持たせた理由」についての調査結果になります。
小学校低学年では、子供にスマホを持たせた理由として一番多いのが「緊急時の連絡」と男女ともに過半数を占めています。
また、「子がいる場所の把握」も5割近い数となっています。
この事から分かるように小学校低学年では、スマホを持たせる理由として主に子供の安全確認の為に持たせる家庭が多いという事が分かります。
小学校低学年は防犯対策や家族内での連絡ツールとして持たせる親もいれば、まだ早いと思って持たせない親もいるなど、家庭によって判断が分かれるところでしょう。
持たせるスマホとしては主にキッズケータイやGPSなどの見守り機能が付いたスマホなど安全確認機能に特化したものを持たせる家庭が多いです。
小学校高学年
小学校高学年でも子供にスマホを持たせる用途として一番多いのが「緊急時の連絡」と男女ともに過半数に達しています。
小学校低学年と違う点は、「子がいる場所の把握」が30%台とやや落ち着き、その代わりとして「子供が欲しいと言った」「友達が持ち始めた」などといった子供自身の意向によって持たせる家庭が増えている事が分かります。
この小学校高学年頃から、スマホを持ち始める子が増える理由としては、一人で登校するようになったり、クラブ活動などで下校時間が遅くなったり、友達が持つ事によって自分もスマホで連絡をとりたくなるというのが主な要因として挙げられます。
また、「塾や習い事に通い始めた」という理由も10~20%台に増えている事から、塾や習い事をきっかけにしてスマホを持たせる家庭もこの年齢から増え始めるという事が読み取れます。
中学生
中学生になると緊急時の連絡や子供自身の意思以外に、「進学または進級のため」「塾や習い事に通い始めた」「学校や部活、塾で必要」といった家庭が急激に増えており、スマホを利用する用途が今までとは違って、放課後の部活動や受験を見据えた習い事の帰宅時の連絡手段がメインとなる事が分かります。
中学生は小学生の時とは違い、行動範囲が広がるため、気軽に連絡を取れるようにする必要があります。
また、友達との連絡がLINEやインスタグラムなどのSNSを介したコミュニケーションが本格化する事、ニュースや勉強の調べ事にも活用する機会が増える事などが挙げられます。
中学生にもなると、だいぶ大人に近いスマホの利用用途へとなっていきます。
何歳からスマホを持たせるべきなのか?平均は?

引用元:こども家庭庁「令和6年度青少年のインターネット利用環境実態調査」
子供にスマホを持たせる年齢の平均は10歳
上記の画像は、こども家庭庁が調査した年齢別の子供のスマートフォンの専用率になります。
9歳までは「親と共用」が大部分を占めており、子供に自分専用のスマートフォンを持たせていない家庭が多いのが分かるかと思います。
しかし、10歳以上になると、子供専用のスマートフォンを持たせる家庭が過半数を占めるようになっています。
10歳だと65%、11歳だと71%、12歳だと84%と年齢が上がるごとにその割合は増えていきます。
この調査からも分かる通り、子供に何歳にスマホを持たせるのか迷っている方が、他の家庭と足並みを揃えるのならば、10歳(小学4年生)前後に自分専用のスマホを与えてあげるのが無難と言えるでしょう。
10歳前後に子供にスマホを持たせる家庭が増える理由
先述にて、子供にスマホを持たせる家庭が過半数に達する年齢は10歳前後という事をお伝えさせて頂きました。
小学校高学年になると、スマホを持ち始める子が多くなる理由としては、一人で行動する機会が小学校低学年よりも増えてくる事、学習塾や習い事を始める子も増えて連絡する手段が必要になる事、学校以外で友達とのコミュニケーションをとるのに必要になる事などが挙げられます。
子供がだんだんと親から自立して行動し始めるのがこの10歳前後であり、それに伴ってスマホでの連絡手段が必要になるケースも増えるのが主な要因と言えるでしょう。

引用元:こども家庭庁「令和6年度青少年のインターネット利用環境実態調査」
早くから子供にスマホを持たせる事のメリット
早い時期から子供にスマホを持たせるメリットとしては、「緊急時の連絡手段となる」
「現在の位置情報を把握できる」「ITリテラシーを身に付けられる」「学習の手助けツールとして利用できる」などが挙げられます。
とくに現代では、世の中のあらゆるサービスのIT化が年々進んでおり、これからもその勢いは衰えない事が予想されます。
そのため、早くからITに触れて、デジタルツールを使いこなす能力を身に付けさせたい親が増えているのも一因かと思われます。
メリットの詳細や具体例
- 緊急時の連絡ツール
自然災害、公共交通機関のトラブル、交通事故、何らかの事件など、一刻も早く子供と連絡を取りたい時の手段として、スマホを持たせる事は非常に有効になります。
特に、現代は共働き世代が増加している事や、少子化などで子供が一人で通学するケースが増加している中で小学生や中学生が連絡手段を持つ事は必要不可欠となってきています。
- 現在の位置情報を把握
スマホを持つ事で、GPS機能やWi-Fi機能、携帯会社の基地局などの情報から子供の現在の位置情報を知る事が可能です。
どこを歩いているのかマップアプリにてリアルタイムで確認をしたり、位置情報共有機能を使う事で家族内で現在地を共有したりする事もできます。
また、緊急時には家族に異常を知らせるアラートを発信したり、特定の場所に到着や出発した際に通知を受け取ったり、待ち合わせに活用したりと様々な用途に使えます。
- ITリテラシーの向上
ITリテラシーは現代を生きていく上で、必要不可欠な能力になりつつあります。
ITリテラシーとは、ITを正しく理解して、有効活用する能力を指します。
たとえば、「情報収集する力」「情報を分析する力」「情報を発信する力」「情報セキュリティ力」などの様々なものが含まれています。
このようなITスキルを取得するには、スマホなどのITデバイスに小さい頃から触れさせる事で身に付ける事ができます。
それと同時に、子供がスマホを適切に利用する環境作りも重要となります。
- 勉強への活用
スマホを持つ事で、日々の勉強に活用する事も可能です。
具体的には、学習アプリ、学習動画の視聴、疑問ごとの情報検索など様々なものがあります。
これらを有効活用するには、過度に依存し過ぎない、正誤を判断する能力も身に付ける事が重要となります。
子供の学習に役立つ主なスマホ機能
- 学習用のアプリ
「英文学習アプリ」「英単語学習アプリ」「数学アプリ」「辞書アプリ」などが配信されています。
- Web機能
スマホを勉強用途に使う上で、一番頻度が多いのが分からない事や疑問な点を調べるという使い方かと思います。
英単語の意味や数学の公式、歴史上の人物についてなど科目が限定される事なく、ありとあらゆる事を検索して答えや答えとなるヒントを導き出してくれます。
また、辞書を利用する事も可能で、ちょっとした不明点を調べるのには最適なツールとなります。
- 便利ツール
スマホ端末に初めから備わっている機能を、アイディア次第で学習用として有効活用する事もできます。
たとえば、カレンダーアプリにその日の学習する範囲を入力して、スケジュール管理に役立てる事ができます。
タイマー機能を使う事で、1日の勉強時間を把握したり、休息をとる時間に通知を出すような事もできます。
また、メモ長アプリを利用すれば、その日の学習内容を記録しておいたり、不明な点を書き出しておく事も可能となります。
- 動画学習
最近の動画コンテンツには、受験生のための動画配信をしていたり、YouTubeでの解説動画をあげている人も増えてきています。
また、月額制で様々な教科の授業を受けたり、センター試験や過去問を解説する動画などもあります。
学習塾のチャンネルでは受験の際に役立つ情報や豆知識などをお伝えしている所もありますので、受験シーズンなどにも大いに役立ちます。
- SNSでの情報共有
SNSでは同じ志を持った人達との情報交換や意見交換、また勉強状況についての発信などを見る事でモチベーションを維持したり、自分に対しても発破をかける事もできます。
他人が勉強している所を日常的に見ることで自分もやらなくてはいけないという危機感が芽生えるので、どうしてもやる気が出ない時などにも有効活用する事ができます。
子供にスマホを持たすなら
端末から選ぶ
子供は大人とは違い、スマホの扱いにはあまり慣れておらず、比較的壊しやすい傾向があるため注意が必要です。
とくに低学年になればなるほど、落下させたり、ぶつけたり、水漏れさせたりするリスクが高まります。
そのため、子供にスマホを与える前に、スマホ本体を保護するケースや画面を保護するフィルムを貼ったり、落下防止のための首から下げられるストラップを購入するのも一つの方法です。
また、歩きながらのスマホや自転車走行中のスマホは禁止にするなど、しっかりと事前にツール作りも行っておきましょう。
子供用のスマホは1~2万円の安価なもので十分!
上記で述べたように、子供はスマホを壊しやすいという傾向があるため、与える端末においては大人のように5万円以上の高額な物ではなく、1~2万円程度の安価な物で十分です。
また、仮に壊してしまっても、安い端末であれば親のショックも少なくて済みます。
現代のスマホは日々進化しており、安価な端末であっても一般的な使い方であれば必要十分なスペックが備わっています。
たとえば、Y!mobile、ahamo、楽天モバイルでは1~2万円台の安い端末が販売されています。
どれを選べば良いのか分からないという方は、とりあえず一番安い端末を選んでも子供用でしたらまず問題ないでしょう。
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回線から選ぶ
子供は社会人とは違い時間に追われるケースも少なく、主な利用用途も情報収集、音声通話、メッセージアプリなどが中心となるため、そこまで高速な回線は必要ありません。
外で頻繁に高画質動画を視聴する機会も少ないでしょうから、高額な大手キャリアではなく、格安SIMの回線を利用するのがオススメとなります。
格安SIMはお昼休みの時間、通勤や帰宅ラッシュの混雑時間など多くの大人がスマホを利用する時間帯のスマホの回線速度を抑える代わりに、格安でスマホ回線(モバイル回線)を利用できるとてもお得なSIMとなります。
まさに、子供にとって最適なスマホ回線と言えます。
格安SIMで月額料金を2000円以下に抑えよう
主に連絡手段として、子供のスマホ利用を考えているのならLINEMO(ラインモ)の格安SIMキャリアがおすすめとなります。
なぜなら、LINEMOは「LINE利用の際に発生するデータ通信量がゼロ」になるからです。
つまり、スマホの殆どをLINEアプリで使うのであれば、月額料金を最安で990円に抑える事もできます。
その他の詳細についてはLINEMO公式サイトにてご確認ください。
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au、docomo、softbankの3キャリアの回線の中から選びたいのならmineo(マイネオ)の格安SIMキャリアがおすすめ!
なぜなら、mineoは5GBで1,518円、10GBで1,958円といずれも2000円以下の低価格にて3キャリアの回線を利用する事ができるからです。
親御さんが利用しているキャリアと同じ回線を選ぶと、電波の心配もなく、安心して利用できるかと思います。
詳細についてはmineo公式サイトにてご確認ください。
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「子供にスマホは何歳から持たせるべき?学年別のスマホの利用用途なども解説!」のまとめ
学年別のスマホ利用用途や所持理由については
小学校低学年では、
- 緊急時の連絡手段として
- 子供のいる場所の把握
といった、主に親が安全確認をする目的でスマホを持たせている事が分かりました。
小学校高学年では、
- 子供が欲しいと言ったから
- 友達が持ち始めたから
といった、子供自身の意思によってスマホを持たせている事が分かりました。
中学生では、
- 進学または、進級のため
- 塾や習い事に通い始めたため
- 学校や部活、塾で必要のため
といった、放課後の部活動や習い事のためにスマホを持たせている事が分かりました。
子供にスマホを持たせる年齢は、
9歳まではスマートフォンを親と共用している家庭が多いです。
しかし、10歳を超えると自分専用のスマートフォンを持つ子供が多くなり、
多くの家庭では10歳前後を境に、子供にスマホを持たせるようになる事が分かりました。
10歳前後で増える要因として、子供がだんだんと自立して行動し始める年齢であるからです。
子供に早期からスマホを持たせる事のメリットとしては、
- 緊急時の連絡ツールとして利用できる
- 現在地の位置情報を把握する事ができる
- ITリテラシーを習得する事ができる
- 勉強に活用する事ができる
など、様々なメリットがございます。
子供にスマホを持たせる場合は、
- 端末は安価な物を選ぶ
- 回線は格安SIMから選ぶと月額料が安い
以上の2点がポイントとなります。
皆さんもこの機会にぜひ、子供用のスマホをご用意されてみてはいかがでしょうか?