YouTube Kidsの特徴とは？YouTubeとの違いも分かりやすく解説！

2025年6月17日2025年6月19日

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YouTube Kidsの特徴

YouTubeとYouTube Kidsは、どちらもYouTubeが提供しているサービスになります。
提供会社が同じであり、一見すると同じようなサービスかと思いがちですが、実は2つのサービスにはいくつかの違いがございます。
この章では2つのサービスの違いについて、詳しくご説明させて頂きます。

子供用に特化

YouTubeは全年齢層を対象とした動画のプラットフォームとなっています。
それに対して、YouTube Kidsの対象年齢は3～12歳となっており、より子供向けに特別に提供されている動画のプラットフォームとなります。

YouTube Kidsは子供が安全、かつ簡単に動画を楽しめるようになっています。
子供が家族と一緒に楽しめるようカスタマイズ設計されています。
開発チームが開発したフィルタ、人間による目視確認、保護者からの評価など様々なものを組み合わせ、子供たちの動画体験がより安全になるような配慮がされています。

動画が選別されている

YouTube Kidsでは、YouTubeにてアップロードされた動画を選別して、子供向けに表示するアプリです。
子供が適切な視聴環境で、年齢に合った動画視聴を楽しむことができるように開発されました。
YouTubeにあがっている多くの動画から、バラエティが豊かで、家族みんなが楽しめるような動画が見つかりやすいように、工夫がされています。

YouTube Kidsで表示される動画は家族での視聴にふさわしい動画のみとなります。
ここでいうふさわしい動画とは子供の「健全な好奇心を育む」「成長や教育に役立つ」「家族内のコミュニケーションを促す」「社会との繋がりを考えるきっかけ」となる動画の事を指します。

自動フィルタ機能を採用

YouTube Kidsでは、自動フィルタによって、サムネイルやタイトル、動画の内容など様々な面から動画が事前に検査されています。
たとえば、「動画のサムネイルが不適切な場合」「動画タイトルに他人を傷つけたり侮辱するものであった場合」「動画の内容が成人向けだった場合」などは子供が見るのに適した動画とは言えません。
さらに、不適切な動画が新しくアップロードされた場合に速やかに自動フィルタを通し、アップロードされた動画を表示しないような工夫が施されています。

YouTube Kidsではユーザーから不適切だと報告された動画を逐一、審査し、チェックを行っています。
ユーザーからのフィードバックを元にアプリの改善に役立てており、毎日24時間体制で監視を行い、ふさわしくない動画を発見した場合にはすぐにYouTube Kidsから削除されます。

制限機能が豊富

YouTube Kidsアプリでは、保護者による使用制限機能が豊富に用意されており、子供の視聴環境を自由にカスタマイズする事が可能です。
制限できるものとして、主に「再生可能なコンテンツ」「再生できる時間」「再生させたくない動画やチャンネルを指定」などを設定する事ができます。

表示するコンテンツを選択できる

子供に見せる動画のコンテンツを以下から選択できます。

未就学児向け

「創造性」「遊び心」「学ぶ力」「探求心」を成長させる動画を視聴できます。
検索結果には4歳以下向けのコンテンツのみが表示されます。

小学校低学年向け

子供が「歌」「アニメ」「工作」などをテーマにした動画を検索して再生する事ができます。
この設定をする事で、8歳以下向けの動画のみ検索結果に表示されるようになります。

小学校高学年向け

子供が「音楽ビデオ」「ゲーム」「科学」をテーマにした動画を検索して再生する事ができます。
この設定をする事で12歳以下向けの動画のみ検索結果に表示されるようになります。

保護者が許可したコンテンツのみ表示

子供は保護者が許可した動画、チャンネルのみを再生する事ができます。
また、こちらの設定をすると子供は動画を検索する事ができなくなります。

利用時間を制限できる

YouTube Kidsアプリのタイマー機能を使うと、子供の動画の再生時間を管理する事ができます。
タイマーを設定し、指定した時間を経過するとアラートが表示され、アプリが強制的に停止します。
そのため、子供は保護者が指定した時間以上は動画を再生する事ができなくなります。

子供に長時間、動画を見させたくない場合やアプリの利用中に付きっきりで見守る事ができない場合に、この機能はとても重宝します。

視聴させたくないコンテンツをブロックできる

保護者がYouTube Kidsアプリにログインし、視聴させたくない動画をブロックする事ができます。
子供のプロフィールからチャンネルをブロックすると、ブロックしたチャンネルは今後、表示されなくなります。
どうしても、子供に見せたくない動画がある場合や保護者自身が教育に望ましくない動画を発見した場合に、個別に動画をブロックする事ができるのでとても便利です。

再生履歴を確認する事もできる！

お子様がどんな動画を見ているのか気になった事はありませんか？
YouTube Kidsでは、子供の視聴履歴を確認する事が可能です。

ホーム画面の上部にある「マイコンテンツ」→「もういちど見る」をタップする事で保護者はいつでも、子供の再生履歴を確認する事ができます。

子供にはYouTubeとYouTube Kidsどちらを見せるべきなのか？

YouTubeの良い面

YouTube Kidsには無いYouTubeの良い面として、多様なジャンルから数多くの動画を見る事ができる点になるかと思います。

たとえば、様々な出来事の情報収集ができたり、多くのエンターテイメントや表現されたものを楽しむ事ができたり、政治、経済、社会、国際情勢などの時事問題のニュースも閲覧する事ができます。

YouTubeのメリット

情報収集ができる
最近のニュースや解説動画など様々なジャンルの情報を集める事が容易になります。

エンターテイメントを楽しめる
オリジナルの音楽、オリジナルのアニメ、ゲーム実況など、TVでは見る事ができないようなエンターテイメントの動画を楽しむ事ができます。

表現の場に触れる
YouTubeは様々なクリエイターが動画をあげており、アップロード者の才能やアイデアを、一視聴者として目に触れる事ができます。

YouTubeの悪い面

YouTubeには良い面もあれば悪い面もございます。
主に視力の低下や依存症による生活習慣の乱れ、不適切なコンテンツの閲覧などが挙げられます。

YouTubeのデメリット

視力の低下
スマートフォンやタブレットを長時間使用する事により、視力が低下する恐れがあります。

依存症による生活習慣の乱れ
過度な動画の視聴は、依存症を引き起こす可能性があります。
また、それに伴って就寝時間が遅くなったり、朝起きれなくなるなど生活習慣が乱れる恐れがあります。

不適切なコンテンツの閲覧
暴力的な動画や他人を侮辱する動画、性的な動画など、子供の教育において望ましくない動画を視聴するリスクがあります。

子供が小さい場合はYouTube Kidsを推奨

まず、結論として子供が小さい場合はYouTubeよりもYouTube Kidsをご利用される事をオススメします。
具体的な年齢としては12歳以下を目安にすると良いでしょう。

その理由として、まだ小学生のうちは使用時間やルールを自分で決めたり、不適切な動画やチャンネルかの判断、動画のコメント欄にてトラブルに巻き込められたりといった事に注意するのが難しいためです。
また、睡眠不足や生活リズムの乱れによって、子供の成育にも影響が出る可能性がございます。

その反面、YouTube Kidsでは、子供がより安心して利用できるように設計されており、保護者が簡単に視聴内容の制限、視聴時間の制限をする事が可能です。
子供たちが成育に影響しない範囲でYouTubeを楽しめるよう、保護者が積極的に関与できる仕組みになっているため、12歳以下の子はYouTube Kidsにて動画を視聴される事を強くオススメ致します。