格安SIMを契約してキッズ携帯として使うメリット
子供との連絡用にキッズ携帯の所持を検討してる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
キッズ携帯を子供に所持させる際に、格安SIMを活用するのも一つの方法です。
子供の初めてのスマホ利用や通信費を安くしたい場合にもオススメです。
格安SIMは大手の携帯会社よりも料金が安く設定されており、選べるプランやオプションなども多くございます。
また、現在ではフィルタリングサービスや位置情報サービスなど、子供が利用する際に便利なサービスも提供されるようになってきています。
月額料金が安い
子供のスマホの月額料金が格安になるSIMはmineo、LINEMO、楽天モバイルなどがございます。
こちらのキャリアではデータ通信量が少ない代わりに、安価な月額料金が設定されており、子供のスマホ利用としてはうってつけのプランとなっております。
月額料金が1000円以内で済む事ができ、このくらいの金額であれば気軽にお子様にスマートフォンを持たせる事ができます。
キャリア | プラン | 月額料金 | その他 |
---|---|---|---|
大手キャリア | キッズ携帯 | 539~660円 | ・音声通話、SMSのみ利用可 |
楽天モバイル | 最強プラン (3GBまで) | 528円1 | ・専用アプリで国内通話無料 ・LINEで通話無料 |
LINEMO | ベストプラン | 990円 | ・LINEで通話無料 ・LINEのデータ消費ゼロ |
mineo | マイそく ライト (通信速度300kbps)2 マイそく スタンダード (通信速度1.5Mbps)3 | 660円 | ・LINEで通話無料 ・専用アプリで国内通話54%オフ |
- ※楽天モバイルは子供応援プログラム適用後の価格となります。 ↩︎
- ※マイそく ライトは平日12時台は32kbpsに制限されます。 ↩︎
- ※マイそく スタンダードは平日12時台は32kbpsに制限されます。 ↩︎
利用できる機能が多い
大手キャリアのキッズ携帯と格安SIMでの子供用のスマホの大きな違いは利用できる機能が豊富という事です。
大手キャリアのキッズ携帯が利用できる事として、主に「通話」「SMS」「位置情報確認」となっております。
それに対して、格安SIMにて子供用のスマホを契約すると上記に加えて「アプリ」「Web」「動画」なども利用可能となります。
また、これらは必要に応じて利用できるものをフィルタリングサービスにて自由にカスタマイズする事ができます。
LINEのメリット
子供がスマホでLINEができる環境にあると「やり取りの円滑化」「友達との連絡手段」「家族で連絡がとりやすい」「災害時の安否確認」などが行えます。
また、フィルタリングやスマホ独自の機能などをうまく活用して、保護者が適切に管理する事で子供のITリテラシー向上にも繋がり、大人になってからネットトラブルに遭うリスクを低減する事ができます。
LINEで便利になる事
- やり取りの円滑化
メッセージ機能にてスムーズにお互いに意思疎通をする事ができます。
- 災害時の安否確認
LINEでは災害発生時に安否確認を伝える機能が提供されます。
- ビデオ通話が無料
音声通話のみならず、ビデオ通話も無料にて利用する事ができます。
- 友達とのコミュニケーション
子供がLINEをできると、友達とのコミュニケーションも取りやすくなります。
端末代が安く済む
大手キャリアのキッズ携帯の月々の通信費は500円前後ですが、端末価格は20,000円程度であり、故障、盗難、紛失などのトラブルに遭った際に心配です。
それに対して、格安SIMの場合はSIMフリー端末であれば、どの端末でも利用する事ができるので低スペックの端末や型落ちの端末を選ぶ事で1万円前後で購入する事もできます。
また、親の使っていないスマホがあれば、端末を子供に譲り渡す事で新たに端末を購入する必要が無く、端末代を節約する事もできます。
また現在、小学校高学年のお子様であれば将来、スマホが必要になる事を考えてキッズ携帯ではなく、同額程度のスマホを購入してもそこまで損をする事は無いでしょう。
格安SIMにてキッズ携帯として使うための手順
格安SIMを契約してキッズ携帯として使うには、安価なスマホ端末、もしくは利用していない端末を用意してSIMを挿入する必要がございます。
キャリアごとに特徴や料金が異なるため、お子様の利用用途に合ったプランを選び、フィルタリングや端末独自の機能でご家庭の教育方針に合わせて、制限をする事でキッズケータイのように使う事ができます。
安価な端末を購入
高価格な端末が必要 | 低価格の端末で十分 |
---|---|
高画質の映像再生 | 音声通話 |
動画編集 | ウェブ閲覧 |
高度なカメラ機能 | 動画再生 |
3Dゲーム | SNS |
格安SIMをキッズケータイのようにして使うにはまず、スペックの低い安価な端末を購入する必要がございます。
スペックが低いスマホはディスプレイの画質、処理速度、ストレージ容量が低いものを指しますがお子様のスマホの利用用途であれば問題ございません。
また、最近ではスマホの性能も年々向上してきており、低価格の端末であっても日常使いであれば、必要十分な性能を持ち合わせてる場合が多いです。
安価なスマホのメリット
- トラブル時のショック軽減
子供はどうしてもスマホ端末を紛失したり、破損させてしまうリスクが大人と比べると高いです。
安価な端末であれば、そういったトラブル時でもショックが少なくて済みます。
- 経済的負担の軽減
電話やメール、SNS、Webの閲覧程度であれば、比較的低い性能の端末であっても問題ありません。
利用用途に合ったスペックの端末を選ぶ事で、オーバースペックになる事を防ぎ、経済的な負担が減ります。
- 電池が持ちやすい
スペックが低いと高度な処理を行う必要がないため、消費する電力が少なくて済み、バッテリーが長く持つ傾向にあります。
使っていない中古端末を使う
親や兄妹など家族の使っていないスマホを子供が譲り受ける事で、新たに端末を購入する必要が無くなります。
家族のスマートフォンを子供用のスマホとして使う場合は端末の初期化や個人情報の削除、データの移動などが必要になる場合があります。
使っていないスマホを有効活用する事で、端末代の1~2万円を削減できるのは非常に大きいです。
譲る際に必要な作業(※必要に応じて)
- 必要なデータが無いか確認
- 個人情報の削除
- 端末の初期化
- 子供用アカウントの作成
詳細は以下の記事でも解説しております。
もし、よろしければご覧ください。

プランを決める
子供がスマホを利用する際はデータ量が少なく済む場合が多く、利用するキャリアに格安SIMを選択する事で料金を安価に抑える事が可能です。
スマホのプランを選ばれる際には子供のスマホの利用用途をイメージして、それに合ったプランを選択するとスムーズに選ぶ事ができます。
たとえば、LINEの利用が多いと想定される場合にはLINE利用の際にデータを消費しないLINEMOがオススメです。
動画を多く視聴する事が想定される場合にはデータが無制限で使える楽天モバイルを選ばれると良いでしょう。
また、mineoは平日12時台以外は選択した通信速度にてデータ使い放題にて使えるプランがございます。
子供におすすめのプラン
キャリア | プラン | 月額料金 | 概要 |
---|---|---|---|
mineo | マイそく ライト(300kbps) マイそく スタンダード(1.5Mbps) | 660円 990円 | ()内の速度にてデータが使い放題です。 ※ただし、平日12時台は32kbpsに速度制限されます。 |
LINEMO | ベストプラン (3GBまで) | 990円 | LINE利用時のデータ消費がゼロ! |
楽天モバイル | 最強プラン (3GBまで) | 528円 (最強こどもプログラム適用時) | アプリ経由の電話で国内通話が無料! |
※mineoのマイそくは混雑回避の為の速度制限があります。(3日間10GB利用時)
平日12時台以外は使い放題のmineo
格安SIMのmineoは、マイそくというデータ容量無制限プランを提供しています。
選んだプランの通信速度でデータ使い放題にて、スマホでネットを利用する事が可能です。
ただし、平日12時台は通信速度が32kbps(プレミアムは200kbps)になるので、平日12時台はネットを利用しない、もしくは別回線を使える方にオススメとなっております。
LINEのメッセージアプリや音声通話のみの利用であればマイそく ライト(300kbps)がオススメです!
ビデオ通話や動画を見られるという方はマイそく スタンダード(1.5Mbps)がオススメです!
\ さらなる詳細は公式HPでチェック! /
LINE利用時のデータ消費がゼロのLINEMO
格安SIMのLINEMOは「LINEギガフリー」という他社には無い特徴があります。
これはLINEMOに無料で備わっている特典で、LINEアプリ内で行うメッセージ、音声通話、ビデオ通話、動画像のやり取りにおいては、データ消費量がゼロになるサービスになります。
つまり、LINEの利用においては月間で使用できるデータ量からは一切消費されないため、LINEアプリを残りのデータ量を気にする事なく、思う存分に利用する事ができます。
また、データ容量を使い切って速度制限が掛かっている場合でも、LINEだけは通常の速度にて快適に利用する事ができます。
\ さらなる詳細は公式HPでチェック! /
プログラム利用で3GB528円で使える楽天モバイル
楽天モバイルは子供のスマホ利用者に向けて「最強こどもプログラム」という子供のスマホデビューを後押しする割引キャンペーンが開催されています。
こちらのプログラムを利用すると、使用した容量が3GB以下の場合には毎月最大440円が割引され、スマホを528円にて利用する事ができます。
また、楽天モバイルはRakuten Linkという専用のアプリを利用すれば国内通話が無料にてかけ放題となります。
< キャンペーンを適用させるには子供名義でのお申し込みが必要 >
楽天モバイルの「最強こどもプログラム」を利用するには子供名義にてスマホをお申込みする必要がございます。
以下の記事にて、お申込み方法を詳しく記載しておりますので、よろしければご覧下さい。

\ さらなる詳細は公式HPでチェック! /
使える機能を制限する
格安SIMを子供用のスマホとして使う場合に、各ご家庭の教育方針に沿って、スマホに制限をかける必要がございます。
スマホの制限をかける項目は「時間制限」「アプリ制限」「コンテンツ制限」などがございます。
iPhoneの場合には「スクリーンタイム」を使って制限を掛ける事が可能です。
Androidの場合には「Digital Wellbeing」や「ファミリーリンク」を使って制限をかける事ができます。
制限できる事
- 利用時間の制限
1日の利用時間の制限や指定したアプリの利用時間に制限をかける事が可能です。
- アプリの制限
指定したアプリを使えなくする事ができます。
- コンテンツの制限
成人向けのコンテンツの表示を制限したり、アプリをインストールできないように制限する事ができます。
詳細は以下の記事にて解説しております。
よろしければ、ご覧ください。

キャリアのフィルタリングサービスでも制限できる
フィルタリングサービスとは、キャリアが提供している子供たちが好ましくない情報に触れる事を制限できるサービスとなります。
このキャリアのフィルタリングサービスでも、子供がスマホを安全かつ過度な利用を防ぐ事が可能となっております。
なお、キャリアから提供されているフィルタリングサービスにおいても、子供の年齢や保護者の意向などによって、自由にカスタマイズする事が可能です。
mineoのフィルタリングサービス
mineoでは「安心フィルタリング」というフィルタリングサービスが提供されています。
安心フィルタリングは閲覧できるサイトをや利用できるアプリを制限したり、利用内容を保護者が確認できるなど、子供が安全にスマホを利用できるように配慮されています。
「安心フィルタリング」でできる事
- 年齢に合わせたフィルター
- Webサイトの閲覧制限
- 検索キーワードの制限
- アプリの利用制限
- 閲覧履歴の確認
- 位置情報の確認
- 通話履歴の確認 ・・・etc
LINEMOのフィルタリングサービス
LINEMOのフィルタリングサービスは、子供を害のあるサイトから守るための無料サービスです。
iPhone端末には「あんしんフィルター」、Android端末には「ファミリーリンク」が提供されており、利用内容の確認やスマホ利用の時間制限などをする事ができます。
「あんしんフィルター」でできる事
- 年齢に合わせてフィルタリング
- 利用状況に合わせてフィルタリング ・・・etc
「ファミリーリンク」でできる事
- Webサイトの制限
- アプリの制限
- 利用時間の管理
- 位置情報の確認 ・・・etc
楽天モバイルのフィルタリングサービス
楽天モバイルは子供の契約者向けに「あんしんコントロール」というフィルタリングサービスを提供しています。
こちらを利用すると有害なサイトをブロックしたり、利用状況の確認などをする事ができます。
「あんしんコントロール」でできる事
- サイトへのアクセス制限
- 利用状況の確認
- 利用する時間制限
- 年齢に合わせた調整
- カスタマイズ設定 ・・・etc
まとめ
格安SIMを契約してキッズケータイとして使うメリットとして、
- 月額料金が安い
- 利用できる機能が多い
- 端末代を安く済ませる事が可能
など様々な恩恵がございます。
格安SIMにてキッズケータイとして使うための手順としては
- 安価な端末を購入する
(または、使っていない端末を用意する) - 利用するプランを決める
- 状況によって、使える機能に制限をかける
以上の手順にて子供用のスマホを用意する事ができます。
皆さんもこの機会にぜひ、
格安SIMにて子供用のスマホを用意されてみてはいかがでしょうか?