個人事業主、フリーランスがスマホを2台持つメリット
個人事業主、フリーランスがスマホを2台持つ事によるメリットは「仕事用とプライベート用での使い分け」「経費の計上が簡単」「プライバシーを保護できる」「充電切れのリスク回避」など様々なメリットがございます。
スマホを仕事とプライベートで完全に切り離す事で、公私を切り替えやすくなり、オンとオフでメリハリをつける事ができます。
また、個人用と業務用で保存しているデータが混同してしまう事を防いだり、漏洩してしまう事を防ぐなどあらゆるリスクから身を守る事ができます。
仕事用のスマホにトラブルがあったとしても、緊急用としてプライベート用のスマホが使えるなど、万が一のトラブル時にも安心できます。
仕事とプライベートの切り替えがしやすくなる
- オンとオフの切り替えが容易
個人事業主やフリーランスをされていて、仕事のオンとオフの切り替えがイマイチしづらいという悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オンとオフの切り替えを簡単に行うには、「仕事モードへのスイッチを入れるためのルーティン」を取り入れたり、「プライベートモードに戻すためのスイッチをオンにするための工夫」の両方が必要となります。
その有効な手段として、スマホを仕事用とプライベート用で使い分けるという方法がございます。
業務時間で使うスマホを仕事専用にする事で、強制的に仕事モードのスイッチをONにする事ができます。
仕事道具など物理的にプライベートと環境を変える事がとても重要となります。
個人情報を保護する事ができる
- 取引先などにプライベートの連絡先を知られるリスクの回避
仕事とプライベートで電話番号などの連絡先を使い分ける事で、個人情報を保護する事ができ、トラブルを防止する事ができます。
連絡先を使い分ける具体的な方法としては「電話番号を分ける」「メールアドレスを分ける」「SNSアカウントを分ける」「デュアルSIMを利用する」などがございます。
これらの方法で連絡先を完全に分ける事で、取引先などへの誤送信のリスクを回避したり、業務がさらにしやすくなったり、プライベートと完全に気持ちを切り分けるといった事が可能となります。
情報管理とセキュリティの向上
- 管理がしやすい
仕事用とプライベートの連絡先を分ける事で、連絡先が混在するのを防ぎ、管理する手間を省く事ができます。
仕事で必要な連絡先をいち早く見つける事ができ、業務をスムーズに進めていく事ができます。
また、2台の着信音などを変える事で仕事の用件で掛かってきた電話なのかプライベートで掛かってきた電話なのかを瞬時に判断できます。
- セキュリティが向上する
個人用と業務用とでスマホ端末を分ける事によって、電話帳の登録も完全に切り離す事が可能です。
たとえば、仕事の連絡先はクラウドなどに保存する事によって、万が一、端末を紛失した場合であっても漏洩のリスクを低減する事ができます。
また、仕事用のスマホはOSや利用しているアプリを常に最新の状態に保つように意識したり、不審なサイトやURLはアクセスしないように心掛けたり、必要最小限のアプリのインストールに留めるなどして、端末自体のセキュリティ対策を常日頃からしておく事も重要です。
安心感が増す
- 通信障害など万が一のトラブルでも安心
仕事とプライベートで回線を分ける事で、万が一の通信障害にも備える事が可能となります。
回線を使い分ける方法としてはスマホ端末を分ける以外にも「デュアルSIM(サブ回線)」を利用する方法などもございます。
契約する回線を異なるキャリアにする事で通信障害発生時に、障害が発生している別のキャリアの回線を使う事で音声通話やネットが全く使えなくなるという最悪の事態を回避する事が可能となります。
●デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2枚のSIMカード(またはeSIM)を挿入する事で、1端末で2つの電話番号や2つの回線を利用する事ができる機能になります。
仕事とプライベート用の使い分け以外にも、海外での使用と国内での使用で使い分けをしたり、外出用とご自宅用で使い分けをしたり、趣味用と婚活用で使い分けをしたりと、用途に応じて柔軟に通信回線を選択する事ができるようになります。
最適な端末を選べる、充電切れのリスク低減
- 仕事用とプラベート用で最適なスマホ端末を選べる
端末を分ける事でそれぞれで最適なスマホ端末を選択して、使う事ができます。
たとえば、仕事用では連絡用途での使用が主となりますので、低スペックの端末でも問題ありません。
低スペックのスマホ(エントリーモデルやミドルレンジモデル)は、端末価格が安価であっても、日常の必要最低限の用途(電話・SNS・ネット検索)であれば、十分な性能を持っています。
とくに、サブ機としての利用に最適であり、仕事の際の電話機能、メッセージ機能、ビデオ通話、地図アプリや時刻表など基本的な使い方であれば問題なく利用できます。
- バッテリー切れのリスクの低減
スマホを2台持つ事でバッテリー残量を気にする必要無く、スマホを快適に利用する事ができるようになります。
充電をしながらスマホを利用するとバッテリーへ大きな負担をかける事となります。
しかし、スマホを2台持っていれば片方の充電が切れた場合でも、引き続き、もう1台のスマホ端末にて作業を継続する事ができます。
その間に充電が切れてしまったスマホを充電しておく事で、使いながら充電するのを避ける事ができ、バッテリー寿命が短くなるのを防止する事ができます。
また、外出時にはモバイルバッテリーを持ち歩く必要も無くなります。
通信費の経費計上が簡単
- 確定申告時の通信費の経費計上が容易
確定申告をする際に、通信費の業務利用分を経費とするには「家事按分」による按分をする必要がございます。
プライベートと事業でスマホの使用時間やデータ通信量などを元に、利用の割合を導き出し、それぞれの費用を計算する手間が発生します。
しかし、スマホ端末を事業用と私生活で完全に分ける事で、事業用のスマホの端末代や通信費を按分不要で全額経費とする事ができます。
そのため、確定申告時の計算する手間を省く事ができ、とても簡単に済ませる事ができるでしょう。
また、完全に分離する事で利用状況を把握しやすいというメリットもございます。
個人事業主、フリーランスがスマホを2台持つ事のデメリットや注意点
個人事業主、フリーランスがスマホを2台持つ事のデメリットや注意点は「荷物が増える」「充電を2台分する必要がある」「通信費がもう1台分かかる」「対応端末の確認が必要(デュアルSIMの場合)」などがございます。
スマホを2台持つ事で多くのメリットがある一方で、上記のようなデメリットや注意点もございます。
そのため、これらの影響を軽減するには使用用途で明確に利用するスマホを分け、損をしないプラン選びや端末選びが重要となってきます。
また、デメリット以上にメリットの方が多い為、その点を踏まえると多少のデメリットは目を瞑る必要がございます。
持ち運び時の荷物の増加
- 荷物の増加・重くなる
外出などで持ち歩く際に2台のスマートフォンを持ち運ぶ事になりますので、荷物が増える事となります。
また、単純に重量も2台分となりますので重くなります。
出掛ける際に荷物を増やしたくないという人は注意が必要です。
ただし、モバイルバッテリーを持ち運ぶという事を考えると、スマホ2台分の方が軽くなります。
また、1台をポケットに、2台目をカバンに入れるなどして収納する場所を分散すると、負担を少なくする事ができるでしょう。
2台分の充電管理が必要
- 充電を2台分する必要がある
スマホ端末が複数になると、2台分のバッテリー残量を気にする必要があります。
また、1台分の充電ケーブルやアダプターしか所持していない場合には、1台目の充電が終わってから、2台目の充電を開始する必要があります。
そのため、急ぎで充電を完了させたい場合には注意が必要です。
スムーズに充電を完了させたいという方は2台分の充電ケーブルとアダプターを事前に用意されておく事をオススメします。
就寝時などに充電する習慣をつけておくと、翌日に満充電の状態で使う事ができ、快適に利用する事ができます。
通信費がもう1台分かかる
- もう1台分の通信費が必要
スマホの端末を複数台所持するとそれに伴い、回線代も2台分必要となります。
そのため、定期的に通信プランなどを見直し、ライフスタイルに合ったものを選ぶようにして、余分に払い過ぎる事のないようにしましょう。
また、利用されるキャリアは大手キャリアよりも格安SIMを利用されるのがオススメです。
大手キャリアよりも月額料金が約4000~5000円ほど安くする事ができ、スマホの2台持ちでも経済的な負担を減らす事ができます。
その他にも、よく通話をされる仕事用のスマホは通話定額オプションを付けるなど、工夫次第で通信費を1台持ちの時とそこまで大差ない額にまで抑える事が可能となります。
対応端末の確認(デュアルSIM利用の場合)
- デュアルSIMを利用する場合は対応端末が必要
スマホ端末を2つ持ち歩く事は避けたいという方は、スマホのデュアルSIM機能を活用するという方法もございます。
デュアルSIMを使うには、まずデュアルSIMに対応しているスマートフォン端末を用意する必要がございます。
その後、スマホキャリアにて2つ目の回線をeSIMにて契約をし、契約完了後にスマートフォンにてeSIMの設定を行います。
スマートフォンのモバイル通信の設定画面にて、モバイルデータ通信と音声通話で使用するSIMを選択すれば完了となります。
デュアルSIMの利用手順
- デュアルSIMに対応しているスマートフォンを用意する
- キャリアにて、eSIMにて新規契約(またはMNP)を行う
- スマートフォンにeSIMを登録する
- 端末の設定画面にて、音声通話とデータ通信で使用する回線をそれぞれ選択する
個人事業主・フリーランスが仕事専用のスマホを持つまでの手順
個人事業主・フリーランスがプライベート用とは別に仕事用スマホとして、2台目を持つ手順としては、まず利用するキャリア、プラン、端末を決め、SIMを契約し、SIMが到着したら端末に挿入し、端末にて初期設定を行うという流れになります。
仕事用で使うのであれば、主な利用用途は連絡手段として使う事となりますので端末は高性能なものではなく、安価な低スペックのものであっても問題ないでしょう。
また、回線も大手キャリアではなく、格安SIMから選ばれるのがオススメです。
そうする事で月々の料金を3000円程度に抑える事が可能となります。
具体的な手順について
仕事用のスマホで連絡手段として使うのであれば、安価な端末、安価なプランで問題ないでしょう。
また、通信障害などに備えたい場合はプライベートで利用しているキャリアとは異なるキャリアを選択される事をオススメいたします。
利用するキャリアの公式サイトにて端末購入とSIMの契約手続きを行ないましょう。
契約を行う際に、身分証明書と支払いに使うカードや口座が必要になりますので事前に用意しておきましょう。
※デュアルSIMを利用される場合はSIM選択時にeSIMを選択します。
ご自宅に端末とSIMが到着したら、同封されている案内に従って、端末の設定を行うようにしましょう。
おおまかな流れとしては「SIMの挿入」「端末の初期設定」「ネットワーク設定」「通信テスト」の順番となります。
個人事業主・フリーランスにおすすめの携帯キャリアは?
個人事業主・フリーランスがキャリア(携帯通信会社)を選ぶ際は、主に利用する用途は「電話」「メール」「メッセージ」「Web閲覧」「時刻表アプリ」「地図アプリ」「ニュースアプリ」「天気予報アプリ」などになるかと思います。
高スペック端末や大量のパケットが必要になる高画質の動画視聴やライブ視聴、動画のアップロード等は行わないかと思いますので格安SIMを利用されるのがオススメとなります。
個々の働き方や使い方に合わせて、より最適なキャリアを選択する事が重要となります。
選ぶポイント
- 利用スタイルに合わせる
外回りをする機会やビデオ会議などを頻繁にされる方はデータ容量の多いプランを選ばれると安心でしょう。
また、利用頻度の高いプライベート用の端末では高性能なものを選び、利用頻度の少ない仕事専用の端末では低~中性能の端末を選ぶなど、スマホの利用スタイルに合った価格の端末を選ぶとオーバースペックを防げます。
- 異なるキャリアにする
キャリアによって電波の入るエリアと入らないエリアにバラつきがありますので、1台目と2台目で異なるキャリアにする事も重要となります。
そうする事で万が一、圏外で電波が入らないエリアに滞在する事になっても、もう一方のスマホにて通信を続ける事ができます。
また、通信障害に備えるという観点からもキャリアを別々にするのはマストと言えるでしょう。
- 端末は安価なものでもOK
仕事用のスマホは「電話やメール」「LINE」「ネット検索」「時刻表や地図アプリ」など基本的な操作が中心となりますので高価な端末でなくても問題ありません。
ただし、ビデオ会議やビデオ通話などの連絡手段を頻繁に用いられる方は中性能のスマホ端末を選んでおくと安心できるでしょう。
おすすめプランやキャリア
ahamo(アハモ)
ドコモ回線を使うならahamo(アハモ)!
- 30GBで2,970円のプラン
- 大盛オプション追加で110GBまで使える
- 5分以内の国内通話がかけ放題
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Y!mobile(ワイモバイル)
ソフトバンク回線を使うならY!mobile(ワイモバイル)!
- 4GBで2,365円のSプラン
- 30GBで4,015円のMプラン
- 35GBで5,115円のLプラン (さらに10分以内の国内通話がかけ放題)
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楽天モバイル(Rakuten Mobile)
ギガ無制限で使うなら楽天モバイル(Rakuten Mobile)!
- 3GBまでなら1,078円
- 20GBまでなら2,178円
- 20GB以上は3,278円 (ギガ無制限)
- 専用アプリ利用で国内通話がかけ放題
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LINEMO(ラインモ)
ソフトバンク回線を格安で使うならLINEMO(ラインモ)!※端末販売は行っておりません
- 3GBまでなら990円
- 10GBまでなら2,090円
- 30GBで2,970円 (さらに5分以内の国内通話がかけ放題)
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mineo(マイネオ)
docomo・au・softbank回線から選べるmineo(マイネオ)!
- 5GBで1,298円
- 10GBで1,958円
- 20GBで2,178円
- 50GBで2,948円
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まとめ「個人事業主・フリーランスが仕事用のスマホを持つ場合には安価な端末や回線でも必要十分!」
個人事業主・フリーランスがスマホを2台持つメリットとしては、
- 仕事専用のスマホを別で用意する事によって、仕事へのスイッチも入りやすくなり、オンとオフの切り替えが容易になる
- プライベートと仕事で端末を完全に分ける事で取引先などへの誤送信のリスクが減るなど、個人情報をより安全に保護する事ができる
- 仕事とプライベートで連絡先を分ける事により、混在してしまうのを防ぎ、情報の管理がしやすくなる
- 仕事用の端末のセキュリティを強固にしておく事で、盗難や紛失をした場合でも、情報漏洩のリスクを低減できる
- 仕事とプライベートで利用する回線を別々のキャリアにする事で万が一の通信障害に備える事ができ、安心感が増す
- 利用する端末をそれぞれ分ける事によって、最適なスペックのスマホ端末を選択でき、オーバースペックを避ける事ができる
- スマホを2台持つ事により、残りのバッテリー残量を気にする必要が無く、安心してスマホを利用する事ができる
- 業務用と私生活でスマホを完全に分離する事で、確定申告時に家事按分をする必要が無く、通信費の経費の計算が容易になる
などといった多くの利点がございます。
個人事業主・フリーランスがスマホを2台持つ事のデメリットや注意点としては、
- 外で移動する際に2台のスマホを持ち歩く必要があるため、持ち物が増加して、1台の時よりも重くなる
- 2台分のスマホを充電する必要がある為、ケーブルやアダプターが1つしかない場合は充電完了までに時間が掛かる
- 2台目のスマホ回線を新たに契約する必要があるため、もう1台分の通信費が必要になる
- 端末を2台持ち歩きたくないが、2回線使いたいという方はデュアルSIMに対応したスマホ端末を用意する必要がある
以上のような点に気を付ける必要がございます。
個人事業主・フリーランスが仕事専用のスマホを持つまでの手順としては
- 購入する端末・契約するキャリアとプランを決める
- 利用するキャリアの公式サイトにて端末の購入とSIMの契約手続きを行なう
- 自宅にSIMが到着後、端末にて初期設定と通信テストを行う
以上の流れで簡単に仕事専用スマホを用意する事ができます。
個人事業主にオススメのキャリアとして、主に利用する用途は「電話」「メール」「Web閲覧」などの基本的な操作になりますので、格安SIMの利用でも必要十分となります。
キャリアやプランを選ぶポイントとしては、
- 外回りをする機会が多かったり、ビデオ会議をする機会が多い方はデータ容量の多いプランにするなど利用スタイルに合わせる
- キャリアによって電波の入りやすいエリアなどは異なる為、圏外や通信障害に備えてプライベート用のスマホとは別のキャリアにする
- 仕事で使うスマホの使用用途は基本的なものが殆どであり、高性能なスマホではなく、低性能なスマホでも必要十分である
以上のような事を意識して、端末、キャリア、プランを選ばれる事をオススメします。
皆さんもこの機会に、個人事業主・フリーランスの仕事用のスマホを用意してみてはいかがでしょうか?