学生が携帯会社を選ぶ際、いくつかのポイントを考慮することが大切です。
以下では学生が携帯会社を選ぶポイントについていくつかご紹介させて頂こうと思います。
これから新生活などで携帯会社選びに困っているという学生さんや学生の親御さんはぜひご参考にして下さい。
料金プランの予算を決める
学生は社会人に比べて携帯料金の予算に限りがあり、また社会人よりも1分1秒を争うようなシーンも少ないため、高品質で高額な携帯会社よりも、比較的低価格な携帯会社を選ぶのがオススメです。
携帯会社やプランを選ぶ際にチェックした方が良い点などをご紹介させて頂きます。
月額料金
実店舗を持たないネット申し込み限定の携帯会社などは人件費のコストを抑えられる為、携帯会社を安価に設定している事が多いです。
また学生で若い方ですと、高齢者や中年の方などと比べて説明書やネットなどから問題を解決する事ができるため、対面でのサポートも必要ないケースが多くなります。
大手キャリアが高額になってしまう理由
大手キャリアが高額になってしまう理由は主に三つあります
- 店舗のテナント料
店舗を構えると必ずテナント料が発生します。
店舗は駅前や商業施設などの好立地に構える事が多く、それだけ月々のテナント料も高額となります。
その高額なテナント料を顧客からの通信費で賄わないといけませんので、当然通信費も他の携帯会社よりも高めに設定せざるを得ません。 - 人件費
大手携帯キャリアの月額料金が高くなってしまう理由の二つ目が販売員などの人件費があります。
格安SIMなどはネットから簡単にお申込みが可能ですが、大手キャリアは高齢の方などでもご利用がしやすいように全国各地の駅前や商業施設といったアクセスのしやすい場所に点在しています。
実際に店舗に行って端末利用の仕方やサポートを受けれるという事はITが苦手な高齢の方にとってはメリットとなりますが、小さい頃から通信端末に触れている若年層の方にとってはメリットは小さいです。
テナント料や人件費が含まれている大手キャリアの通信費を払うよりも、必要最低限のコストで提供されている格安SIMの通信を利用するのが得策と言えます。 - 広告料
MNO業界に位置する大手キャリアのドコモ、au、Softbank、楽天モバイルは通信設備を自前で持つ必要があるため、メンテナンス費用や設置コスト、土地代などに莫大なコストが掛かっている関係上、より多くの方に契約してもらい、通信費を支払ってもらう必要があります。
その為、TVCM、Web広告、SNS、動画コンテンツの広告枠などあらゆる手段を活用して、自社の通信サービスを一人でも多くの方に訴求して、契約者を募る必要があります。
今では、大手キャリア以外の格安SIM各社の情報もネットから気軽に情報収集ができるようになっているため、学生の方など各自で情報収集して、比較検討できる方は無理して広告費が上乗せされている通信サービスを利用する必要はないと言えます。
●価格の参考例
▼MNO(シェア1位のdocomoの場合)
データ容量 | 価格(税込み) |
~1GB | 月額4,565円 |
1GB~3GB | 月額5,665円 |
3GB~無制限 | 月額6,650円 |
▼MVNO(シェア1位のIIJmioの場合)
データ容量 | 価格(税込み) |
2GB | 月額850円 |
5GB | 月額950円 |
10GB | 月額1,400円 |
想定される利用シーンで決める
学生の方は友達との連絡手段としてメッセージアプリや音声通話、写真の共有などスマートフォンを利用する機会も多いかと思います。
メッセージアプリなど文字での意思疎通のみであれば容量はそこまで必要としません。
しかし、メッセージアプリで友達と写真を共有したり、SNSで動画を共有し合ったりする予定の方は大きめのデータ容量プランを選ぶ必要がございます。
これから更にあらゆるサービスのIT化が進む事によって、より多くのデータ容量が必要になる事が予想されます。
そういった面からも大容量プランを安価で提供している格安SIM、もしくはサブブランドの携帯会社を選ぶのが良いでしょう。
最初は大きめの容量プランを選んでおき、新生活を送るうちにご自分に必要なデータ容量が把握でき次第、プラン変更される事をオススメします。
現在、家族が利用している携帯会社や固定回線で決める
携帯会社は家族で利用するブランドを同一にしたり、固定回線のブランドと同一にする事でお得な特典があったり、料金が割引されるサービスを提供しているケースが多いです。
もし、ご家族で既に携帯回線を利用している方がいらっしゃる場合や固定回線を利用している場合はそのブランドと同一の回線を利用するのも一つの方法でしょう。
<例>ご家族の方がY!mobileを利用されている場合
1回線目
(シンプル2S/M/L、シンプルS/M/L、スマホベーシックプラン、Pocket WIFIプラン2(ベーシック)、データベーシックプランL)
2回線目以降
●スマホベーシックプラン、Pocket WIFIプラン2(ベーシック)、データベーシックプランL
毎月550円割引!
●シンプル2 S/M/L
毎月1,100円割引!
●シンプルS/M/L
毎月1,188円割引!
<例>ご家族の方が楽天モバイルを利用されている場合
「最強家族プログラム」が適用され、
ご家族全員が110円引きに!
※さらに、12歳までのお子様なら3GBまで税込528円/月~、13~22歳までの方なら3GBまで税込858円~になるなどもっとおトクになります。
利用制限やフィルタリングサービスで考える
スマホを持つ上で重要になってくるのがスマホの利用制限やフィルタリングサービスが充実してるか否かになります。
スマートフォンは生活を便利に送る事ができるようになる一方で、学生の本業は学業になるため、スマホの長時間利用によって学業に支障が出てしまった場合、本末転倒となってしまいます。
また、「世界一幸せな国」であったブータンがスマートフォンの普及によって情報が流入し、幸福度ランキングが大きく下がったという有名な話があります。
SNSの普及は多くの人たちとより手軽に且つ、簡単に連絡を取り合う事ができる一方で、他者との比較がし易くなり、自分自身の幸福度が低下してしまうという大きなデメリットもございます。
SNSで多くの人の生活を知れるという事は非日常的で楽しく、長時間利用になりがちです。
しかし、それはあくまで限定的な幸福であって、それよりも家庭内や友達と会話でのコミュニケーション、勉強、自己研鑽やスキル習得に時間を割いた方が将来の自分の人生の幸福に繋がります。
▼フィルタリングサービスの一例
まとめ
学生が携帯会社を選ぶポイントは
- 料金プランの予算
- 想定される利用シーンで考える
- 家族が利用している携帯会社や固定回線から決める
- 利用制限やフィルタリングサービスの充実度で考える
以上の4点を軸にして考えると決めやすいかと思います。
小さいお子さんになればなるほど、スマホの利用時間を制限する監視や管理が重要になってきます。
あくまで日常生活を送る上での一つの補助ツールと考えて、依存し過ぎる事は避けるようにしましょう。