結論:キッズケータイは大手キャリアのみで販売
キッズケータイのSIMフリーは提供されておりますが、キッズケータイは専用のプランにて提供されているため、大手キャリア以外のキャリア(格安SIM)にて利用する事は難しいです。
そのため、連絡用に子供に携帯を格安SIMにて持たせたいという方はキッズケータイではなく、通常のスマホをご検討頂く必要がございます。
キッズケータイの特徴
機種の種類が少ない
キッズケータイは主にガラケー型とタッチパネル型と腕時計型の3種類がございます。
NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手三大キャリアから発売されています。
キッズケータイの種類
- ガラケー型
使いやすさやシンプルさに重きを置いた、昔ながらの携帯に近い形状をしています。
折り畳み型のケータイを希望する方に親しまれています。
- タッチパネル型
タッチ操作が可能で通話やメッセージ以外の機能も兼ね備えている機種もあります。
折り畳みのガラケー形状ではなく、スマホ形状を好まれる方に親しまれています。
- 腕時計型
子供が持ち歩きやすいコンパクトなサイズとなっています。
腕に身に付ける事ができるので、持ち忘れるのを防ぐ事ができます。
▼大手キャリアのキッズケータイ
| キャリア | 機種名 | 価格(一括) |
|---|---|---|
| docomo | キッズケータイ コンパクト SK-41D | 28,930円 |
| キッズケータイ KY-41C | 22,000円 | |
| au | mamorino 6 | 22,000円 |
| かんたんケータイ ライト | 33,000円 | |
| mamorino 5 | 11,000円 | |
| softbank | キッズフォン3 | 20,880円 |
SIMフリーだが他キャリアで利用できるとは限らない
現在、携帯キャリアで販売されている端末は全て原則、「SIMフリー端末」として販売されています。
これは2021年10月1日以降に発売される携帯端末には、SIMロックを掛けてはいけないという事が法律によって義務付けられている為です。
そのため、2021年10月以降は他社で購入した端末であっても、SIMロックを解除する必要が無くなりました。
しかし、キッズケータイの場合は大手キャリアにて利用する事を前提として提供されているため、他社で大手キャリアと同じように利用できるとは限りませんのでご注意下さい。
電波の周波数帯などの関係で正常に電波を掴む事ができない可能性もございます。
以下の画像はdocomoのキッズケータイの動作確認リストとなりますが、キッズケータイの場合は「大手キャリアの通話のみ」しか動作可能となっておりません。

ドコモ公式サイト:「他事業者での動作可否」
キッズケータイは専用プランでの利用が前提
キッズケータイは基本的には、大手キャリアでの専用プランとセットで販売されており、別の格安SIM会社にて利用するという事は想定されておりません。
また、別のキャリアにて利用した場合、位置情報の検索などといった大手キャリアから提供されているサービスが利用できない場合がございます。
また、キッズケータイのお申込み条件は12歳以下となっており、利用者が13歳以上の場合には注意が必要です。
キッズケータイを利用する上での注意点・気を付ける事
キッズケータイでできる事は主に「子供の位置情報の確認」「通話」「メッセージ」「危険時に防犯ブザーを鳴らす」といった事が可能です。
ただし、電話やメッセージを送れる相手が登録されている人のみだったり、Webサイトの閲覧が出来なかったり、アプリの利用やインストールが出来なかったりと、利用できる内容はかなり限られますのでご注意ください。
利用できる事
▼キッズケータイで利用できる事
| 利用できる事 | 概要 |
|---|---|
| 位置情報確認 | 保護者がスマートフォンにて子供の位置情報を確認する事ができます。 |
| 電話 | 登録された相手とのみ通話をする事ができます。 |
| メッセージ | 登録された相手とのみメッセージをする事ができます。 |
| 防犯ブザー | 身の危険を感じた時に防犯ブザーで周囲に知らせる事ができます。 |
| カメラ ※対応機種のみ | 画像として残したい風景や物をカメラ機能で撮影する事ができます。 |
基本的にキッズケータイでできる事は「位置情報の確認」「連絡機能」「防犯機能」の3つのみです。
機種によってはカメラ機能などがついている機種もございますが、日常生活を便利にするためのアプリやネット機能、ゲームアプリ、動画アプリなど通常のスマホには備わっている機能の多くは使う事ができません。
利用できない事
▼キッズケータイで利用できない事
| 利用できない事 | 概要 |
|---|---|
| Webサイトの閲覧 | インターネットに接続できない為、Webサイトの閲覧はできません。 |
| アプリのインストール | アプリストアを利用する事ができないため、アプリのインストールはできません。 |
| SNSの利用・動画視聴 | アプリをインストールする事ができない為、SNSや動画を見る事はできなくなっています。 |
| 音楽再生・写真撮影 | 音楽撮影や写真撮影など一般的なスマホで搭載されている機能は利用できなくなっています。 |
| 便利ツールアプリ | アラーム機能、計算機、万歩計などといった便利ツールアプリなども搭載されておりません。 |
キッズケータイにてできない事はネットへの接続、Webサイトの閲覧、アプリのインストール、ゲームアプリの利用、SNSアプリの利用、動画アプリの利用などが挙げられます。
これらの一般的なスマホに搭載されている機能が、キッズケータイでは子供の安全を第一に考えられている為、搭載されておりません。
また、親と子供の携帯会社が異なる場合には、位置情報検索などといった一部の機能が利用できない場合がございます。
親と子供の携帯キャリアが異なるという場合にはご注意ください。
制限が厳しくないキッズケータイを子供に持たせるには?
子供に制限が厳しくない携帯を持たせるには、格安SIMと格安スマートフォンを組み合わせる方法がございます。
また、端末代を抑えたいという方は現在、利用していない親のスマホを子供用にするといった事も良いでしょう。
大手キャリアで子供にスマホを持たせると月額料金は5000円前後掛かりますが、格安SIMであれば月額1000円台から利用する事ができます。
また、子供のスマホ依存を防ぐために少ないデータ量のプランを選ぶ事や格安SIM会社から提供されているフィルタリングサービスなどを活用して、利用時間を制限するといった事も大切です。
また、未成年はスマホを契約する事ができない為、契約は必ず親名義にて契約する必要がございます。
格安SIMを子供用のキッズケータイにすると何ができる?
格安SIMを子供用のスマホにするとできる事
| できる事 | 概要 |
|---|---|
| Webサイトの閲覧 | インターネットを使って様々なWebサイトを閲覧する事ができます。 |
| ネット検索 | 分からない事があった際にネット検索をする事で簡単に調べる事ができます。 |
| アプリのインストール | 興味のあるアプリをアプリストアからインストールする事ができます。 |
| 動画アプリ | 数多くの動画の中から自分の興味のある動画を選んで視聴する事ができます。 |
| ゲームアプリ | オンラインゲーム、オフラインゲーム、3Dゲーム、パズルゲームなど様々な種類のゲームをプレイできます。 |
| SNSアプリ | LINE、X、Instagram、TikTokなどSNSを使って、様々な人たちと交流を図る事ができます。 |
| 写真撮影 | 記録として残しておきたい風景や出来事を撮影する事で、画像として記録しておく事ができます。 |
| 音楽再生 | 自分の好きな曲を端末を使って、再生させる事ができます。 |
| カレンダー、アラーム、計算機、万歩計…etc | 日付の確認、目覚まし機能、足し算や引き算、歩いた歩数など日常を送る上で便利な機能が使えます。 |
格安SIMを利用して子供のスマホ用にする事で、大手キャリアのキッズケータイと比べて、利用できる幅が広がります。
キッズケータイではなく通常のスマホの場合は、通話やメール以外にもネット検索や動画アプリ、ゲームアプリやSNSアプリ、写真撮影、音楽再生など日常でのコミュニケーションツールから娯楽、便利ツールまで実に様々な事ができるようになります。
さらに、自分に必要なアプリをインストールしていく事で、地図アプリ、時刻表アプリ、辞書アプリなど、利便性を更に向上させる事も可能です。
仕事、勉強、日常生活のあらゆるシーンにて、有効活用する事ができます。
格安SIMで子供用のスマホを契約する事のメリット
大手キャリアではなく、格安SIMを子供のスマホにするメリットとしては「月額料金が安い」「料金プランが豊富」「使っていない端末を使える」「端末の使い方を親が教えやすい」などが挙げられます。
とくに、キッズケータイの場合は使い方が通常のスマホとは異なるため、親などの家族が子供に使い方を教える際に苦労しますが、スマホであれば他機種であっても使い方はキッズケータイほどは変わらないので、教えやすいです。
格安SIMを子供用のスマホにするメリット
- 月額料金が安い
大手キャリアにてスマホを契約する場合よりも、格安SIMは月額料金を3000~4000円ほど抑える事が可能です。
- オプションがシンプル
格安SIMはサービスはネットが中心のため、オプションが複雑ではなく、ネットからでも簡単に把握できるような分かりやすいオプション内容となっています。
- データ容量プランが豊富
プランのデータ容量が細かく設定されているため、ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶ事ができ、無駄な料金の支払いを減らす事ができます。
- 現在、使っていない端末を利用可
格安SIMはSIMのみの契約も可能な為、現在利用していないスマホ端末を子供用のスマホとして利用すれば、端末を新たに購入する必要が無く、端末代を浮かせる事ができます。
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親名義で契約する必要がある
スマホの契約は18歳未満の場合、子供名義にて契約する事は原則できません。
また、12歳以上であれば契約できるキャリアも中にはありますが、その場合は「親権者の同意書」や「親権者という事が確認できる書類」などが必要になってきます。
そのため、契約は必ず親名義にて行うようにしましょう。
親名義での契約であれば、必要なのは親の「身分証明書」と「支払い用カード」のみになりますので、非常にスムーズかつ簡単に契約手続きを済ませる事ができます。
契約時に必要なもの(親名義での契約)
- 親の本人確認書類
- 親名義のクレジットカード(または口座)
まとめ「キッズケータイは大手キャリアでの利用が前提の為、他キャリアで利用できる保障は無い」
キッズケータイはSIMフリーとなっておりますが、
専用プランでの利用を前提としているため、格安SIMなどで利用するのは難しいです。
キッズケータイの特徴としては、
- ガラケー型とタッチパネル型の2種類があり、販売されている端末の種類は少なく、選択肢は多くない。
- 現在、発売されているキッズケータイはSIMフリーではあるが、大手キャリアでの利用を前提としている為、周波数帯の違いなどから他キャリアでも同じように電波を掴めるとは限らない
- キッズケータイは大手キャリアから提供されている専用プランでの利用を前提としているため、他のキャリアで利用した場合、位置情報の検索など基本的な機能が使えない可能性がある
以上のような事がございます。
キッズケータイで利用できる機能としては、
- 位置情報確認
- 通話
- メッセージ
- 防犯ブザー
のみとなっており、それ以外の機能は利用する事ができません。
利用制限が厳しくない携帯を子供に持たせるには、
格安SIMを契約して、子供のスマホ用にする方法がございます。
大手キャリアのスマホではなく、
格安SIMを契約して子供のスマホ用にするとできるようになる事は、
- Webサイトの閲覧
- ネット検索
- 動画視聴
- ゲームのプレイ
- SNSの利用
- カメラ機能
- 音楽を聴く
- 計算機や万歩計や目覚まし機能
などが利用できるようになります。
キッズケータイではなく、格安SIMを子供用のスマホにするメリットとしては
- 月額料金が安い
- オプションが少数でシンプル
- 様々なデータ量のプランから選べる
- 使っていないスマホ端末が利用できる
などといった恩恵を受ける事ができます。
格安SIMで子供用のスマホを契約する際には18歳未満だと親権者の同意書など必要なものが増える為、
必ず親名義でご契約される事をオススメ致します。
親名義でご契約する際に用意する物としては、
- 親の本人確認書類
- 親名義のクレジットカード
以上の2つで簡単に契約する事が可能です。
皆さんもぜひ、この機会に
格安SIMでお子様用のスマホをご契約されてみてはいかがでしょうか?

